100年愛される座り心地、時を楽しむためのデザイン
朝のさわやかな空気の中で味わう朝のコーヒー、心地よいカフェテラスで過ごす午後のひととき、そしてランタンの光がやさしく灯す夜。"VINCENT SHEPPARD(ヴィンセント・シェパード)" は、そんな幸せな時間に寄り添い、かけがえのない思い出を演出する家具を生み出しています。
同社は1992年に設立され、ロイド・ルーム社の家具輸入事業からスタートしました。1995年にはインドネシア・チルボンに自社工場を設立し、以来、家具の耐久性と紙ならではの柔らかな座り心地を兼ね備えたロイドルーム技法を追求し続けています。屋外向けコレクションでは、高比重ポリエチレンやステンレス、アルミニウムなどの素材を用いることで、ナチュラルな風合いを保ちながら、防水性と高い耐久性を実現。変わらぬデザインの美しさで、屋外空間にも調和する家具を提供しています。伝統的な職人技とモダンな感性が結合したVINCENT SHEPPARDの家具は、ロイドルームという手法を未来へと受け継ぎながら、新たな可能性を次々と生み出し、世界的なファニチャーブランドの一つとして愛され続けています。
LLOYD LOOM(ロイドルーム)製法
1917年、アメリカ人のマーシャル・B・ロイドによって発明された家具製法「ロイドルーム」。
籐家具の伝統的な製法をもとに開発されたこの技術は、スチールワイヤーにクラフトペーパー(クラフト紙)を巻き付け、マット状に編み込むことで、丈夫さと柔軟性、絹のような質感を兼ね備えた独特の素材を生み出しました。製法に用いられるスチールワイヤーには防水・防錆加工が施され、さらにクラフトペーパーを隙間なく巻きつけることで、高い密閉性を実現しています。こうしてつくられた素材を「横糸」とし、クラフトペーパーをねじった「縦糸」と組み合わせて織り上げたシートは、接着剤で強度を高めた後、適切なサイズにカットされます。最終的には、ラタンなどのフレームに合わせて熟練した職人が一つひとつ丁寧に手作業で取り付け、美しいフォルムの家具へと仕上げていきます。
身をゆだねることで知る、紙が織りなすしなやかさ。
優れた耐久性と美しさを兼ね備えたロイドルームは、瞬く間にヨーロッパの高級ホテルや豪華客船、
貴賓席などに採用され、長きにわたり多くの人々に愛されてきました。
その歴史と信頼性は、ロイドルームという技法が培ってきた確かな実績を物語っています。